熊本県宇土市で産業廃棄物・一般廃棄物処理施設の新設なら環境と開発
廃棄物処理施設・再生可能エネルギー発電所等、各種施設のコンサルティング事例をご紹介。お客様の課題やどのような関連法規の手続きを行ったかも可能な範囲で掲載しています。皆さまの課題解決の参考にぜひご覧ください。
類似する課題に関するご相談も随時受け付けています。
廃棄物処理施設(新設・拡張)
測量・土木設計から配置計画を立案に一括で対応し、
短期間での工事竣工まで見据えた工程管理を行った事例
お客様の概要
お客様名 | 有限会社緒方清掃 |
場所 | 熊本県宇土市 宇土リサイクルセンター(新設) |
竣工時期 | 2006年3月 |
工場概要 | 有限会社緒方清掃様は、熊本県宇土市に本社を置き、産業廃棄物・一般廃棄物の収集運搬業及び処分業を営んでいます。
これまでは、収集運搬業のみでしたが、工場を新設して、産業廃棄物・一般廃棄物のリサイクル事業(処分業)を開始されました。 |
- 要望
-
熊本県宇土市にある緑川工業団地内に、産業廃棄物・一般廃棄物の選別施設・圧縮施設を設置してリサイクル事業を行いたいとのご要望があり、当社にご相談いただきました。
- 課題
-
これまでは収集運搬業のみを行ってきたため、処分業を行うためにどのような手続きや準備が必要かご存知ではありませんでした。
さらに、一般廃棄物の処分の委託事業を請け負うことを目標とした計画だったため、年度末である2006年3月までにリサイクル工場が竣工している必要がありました。各種準備を正式に開始したのが2004年3月だったため、建設工事を含めて2年という短期間で進めなければなりませんでした。
- 施策
-
2006年3月竣工を目指して、
①測量・土木設計
②建築計画と整合が取れた廃棄物処理施設の配置計画の立案
③廃棄物処理法に基づく生活環境影響調査
④廃棄物処理法等の関係法令手続きをご発注いただきました。
当社の強みを活かしたサービスで無事に竣工
測量・土木設計から配置計画立案に一括で対応
工業団地内の土地でしたが、雨水排水計画はもとより、処理施設や保管場所の配置など、建築計画と整合が取れた配置計画の立案が必要でした。
当社では、測量・土木設計は内製化しており、さらに、これまで多数の廃棄物処理施設の計画立案を支援した経験から、様々な配置計画の立案が可能です。本事例でも、建築設計事務所と協業することで、測量・土木設計・建築設計を考慮した施設配置計画を立案しました。
都市計画区域外だったため建築基準法第51条ただし書き許可が不要だった
都市計画区域を設定している熊本県宇土市の工業団地内の土地でしたが、都市計画区域外でした。
したがって、一般廃棄物処理施設設置許可(廃棄物処理法第8条)対象施設でしたが、建築基準法第51条ただし書き許可は不要な場所でした。
短期間での工事竣工まで見据えた工程管理
当社の業務受託から竣工まで2年という短期間での事業でした。
熊本県産業廃棄物指導要綱に基づく廃棄物関係事前協議の手続きを進めながら配置計画を確定し、廃棄物処理法の手続きと並行して建築確認申請(建築設計事務所と協業)を進めることで、計画通りに着工することが出来ました。また、工事期間中も、施工業者等との各種調整を行い、当初のご要望通り、2006年3月に竣工することが出来ました。
その後、宇土市からの一般廃棄物処分委託契約の締結や、産業廃棄物処分業・一般廃棄物処分業の許可取得も行いました。
具体的な関係法規制
- 事前協議(熊本県産業廃棄物指導要綱)
- 一般廃棄物処理施設設置許可の取得(廃棄物処理法)
- 産業廃棄物処理業許可の取得(廃棄物処理法)
- 一般廃棄物処分業許可の取得(廃棄物処理法)
- 特定施設設置届出(騒音規制法)
- 特定施設設置届出(振動規制法)
- 指定可燃物取扱い届出(消防法)
※選別施設と圧縮施設だったため、産業廃棄物処理施設には当たらず、産業廃棄物処理施設設置許可は不要でした。
※都市計画区域外だったため、建築基準法第51条ただし書き許可は不要でした。
廃棄物処理施設の新設・拡張なら当社におまかせください!
以下のようなお悩みを抱えていらっしゃる廃棄物処理業者様。ぜひご相談ください。
・廃棄物処理施設を新設・拡張したいが、どう進めたら良いか分からない。
・以前お願いした行政書士等と、今は付き合いがない。
調査・試験のプロフェッショナルである株式会社土木管理総合試験所のフォローアップにより
ワンストップで、廃棄物処理施設の新設・拡張を全国どこでもフルサポートいたします。
廃棄物処理施設特有の生活環境影響調査はもちろん
土木造成設計や建築設計に必要な地質調査まで、一貫して対応可能です。
<調査・概略設計、事業計画提案>
・配置計画立案 ・資金計画立案
・関係法令調査 ・概略土木設計
<測量・調査>
・法令調査 ・測量(現況測量、境界測量)
・下流調査 ・地質調査
・環境調査(生活環境影響調査 、環境影響評価)
<土木設計>
・土地造成設計 ・雨水流出抑制設計(調整池)
・斜面安定解析 ・補強工事提案
<許認可申請>
・廃棄物処理法 ・都市計画法
・建築基準法 ・道路法
・森林法 ・土壌汚染対策法
<工事(施工管理)>
・土木工事定期進捗確認
・完了検査対応
具体的に計画が決まっていて依頼先を探している方も
どんなことから調査が必要か迷われている方も、
まずはご相談ください!
産業廃棄物処理施設拡張に関するお問い合わせはこちら
関連FAQ
その他の事例を見る
お役立ち情報
2024NEW環境展に出展します!
2024NEW環境展に出展します!資源有効利用や新エネルギー・省エネルギーの推進、CO2排出削減技術...
産業廃棄物とは?種類や必要な許可、一般廃棄物との違いを解説!
廃棄物には、一般廃棄物や産業廃棄物があるというのをご存じの方が多いでしょう。また、「産廃」と聞くと、...
2024年 我が社の環境ビジネス戦略
関東地域と地元・熊本の両輪で業務拡張目指すシナジーで、産業廃棄物処理施設等のサポート強化(環境新聞2...
令和6年能登半島地震のお見舞いを申し上げます
令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにその関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災...
開発許可について ~開発行為とは、開発許可が必要?不要?~
土地の地形を重機などで切り開いたりなど、様々な方法で変更することを土地の開発といいます。そして、新た...